3月になって流石の長野も春めいてきた。まだまだ、新潟との県境をなす妙高などでは雪が降る日もあるが、流石に今年の1月の大寒波の雪とは全く違う、春めいた雪である。少々、仕事に余裕があったので、今回は何処へ行こうか迷ったのであるが、海が見たくなり、足を延ばして新潟まで出てみた。自分が新潟の海に行くときは、何故か海水浴シーズンではなく、もの寂しい季節が多いのであるが。
信越本線 鯨波〜青梅川
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO
札幌からの貨物列車に間に合うように、鯨波のS字にやってきたのだが、盛大にピントを外すというポカをやらかしてしまう。ここの所、ピンが動いてしまう事案が多発しているので、何か対策をせねばと考えてはいるのだが、神経質になりすぎるのもいけないらしい。
そんな事を考えていると、115系の湘南色がやってきた。E129系の大量投入で風前の灯火。高崎地区では引退が大きなニュースになったが、新潟ではまだ運用があるようである。昨年の春の予想では、昨年中にでもなくなりそうな予感がしていたのであるが、まだ現役で居てくれている。最後だからか、色々なリバイバルカラーの特別色が増えたが、今日、直江津行きとして、やってきたのは湘南色。
信越本線 青梅川〜鯨波
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO
そして、自分はそのノッペリとした顔つきから「能面」と呼んでいるE129系。どことなく第1期の新潟色を連想させるカラーリングの車両であるが、腰部がスッキリしすぎているためか、見慣れないためか、シックリ来ない感がある。登場から1年が過ぎ、いい加減「新潟の電車」という存在感は感じるようになってきたようではある。雪もなく、針葉樹も灰色かかるモノトーンの景色に、短編成ばかりとなってしまった信越本線に一層の切なさが募る。
信越本線 米山
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO
この区間の日中の貨物は少ない。午前中に失敗した札幌からの上り4060レの後は、下りの広島からの3097レである。これは黒井から繋ぐのか、特殊なコンテナが多い、ツゥ好みの列車であるが、米山の俯瞰から撮ってみる。
しかし、本当に寂しい海である。スッキリしないモヤった空に、フワーッと吹き付ける波しぶきがかかる。真冬のように盛大に荒れていないというのも、別の意味で寂しさを誘うのか。
90年代。高校教師というドラマのラストシーンにこの界隈が使われたが、薄っすらと降る雪とスッキリしない天気。3月の米山とか鯨波の海には、もの悲しい中にも、何故か引きつけられるものがある。
しかし、本当に寂しい海である。スッキリしないモヤった空に、フワーッと吹き付ける波しぶきがかかる。真冬のように盛大に荒れていないというのも、別の意味で寂しさを誘うのか。
90年代。高校教師というドラマのラストシーンにこの界隈が使われたが、薄っすらと降る雪とスッキリしない天気。3月の米山とか鯨波の海には、もの悲しい中にも、何故か引きつけられるものがある。
信越本線 上下浜
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO
直江津に行ったはずの115系が帰ってくるはずだと思って、下りの普通列車は構えていたのであるが、来る列車、来る列車、能面ばかりである。そして、直江津方面に向かっても能面が上ってゆく。日も傾いて来た事だしこのあたりで撮り納めとする。
ちなみにここは、真横を北陸自動車道が走っているのであるが、自動車から見ると美しい桜並木が続いている箇所なのだが、鉄道側は鉄道防風林のようで、桜並木では無いようであるが、、、長野から新潟は近いようで遠い。次は桜の季節か、それこそ盛夏の海水浴シーズンに来たいものであるが。
ちなみにここは、真横を北陸自動車道が走っているのであるが、自動車から見ると美しい桜並木が続いている箇所なのだが、鉄道側は鉄道防風林のようで、桜並木では無いようであるが、、、長野から新潟は近いようで遠い。次は桜の季節か、それこそ盛夏の海水浴シーズンに来たいものであるが。
余談
今回は、帰りに長野にタッチダウンして、泊して長野の街をプラプラ歩いて見た。近いと意外と行かないものであるが、門前町の県庁所在地というのもちょっと変わった雰囲気である。しかし、何故、新潟の翌日に晴れる。思わず新潟にバックしたくなってしまった、、、。
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