んな、訳であるが。
伝播実験でお世話になったJR2UBWさんから、連絡があった。なんでも、和歌山の漁港から430MHzFMモードで出るとの事で、6月21日の262スケジュールとの事。
夜の寝オチが早かったり、日曜はCWのロールコールがあったりなのだが、せっかくインフォメーションをいただいたので、ワッチしてみる事にした。
なんでも、アンテナは私が使っているのと、同じ、ダイヤモンド改の21エレでベアフット出力(おそらく35W)で出るとの事であった。
まずは20時からの7エリアのスケジュールに出てコンディションを把握してみる。7エリアは2局。石巻と、登米市。いつもはガツン59振って来るのであるが、どうもこちらの受けが悪い。59で帰ってくるのだが、55振れるのがせいいっぱい。どうもウチのアンテナは送りと受けが一致しない事が多い。今日は送りは良いが受けが悪い。もちろん先方のアンテナの方がFBなのであるが、それでも59振ってくる事はあるので。なんとなく幸先が悪い。
さて21時、西方面のスケジュールになった。この時点で東牟婁郡太地町に移動しているとの情報を入手。西方面の開局は太地町だけのようで、これはワンポイント狙いとなった。
まずは、センター局が呼ぶが、
アリャ?
とりあえず、足立区がガッツリのようで、常時入感しているようだが、ほか5局ほどの埼玉の参加局には、厳しい状態。
MC局の後に、一発目のデカい浮き、これは強い。応答するが、すぐに落ちてしまう。
2回目。小さい浮き。これは、小さいながら、持続性があり、コール交換まではいくものの、RS交換まで行くと落ちてしまう。交信ならず。
他局もコールは交換できるがRSが交換できないというイライラする状況が続く。
どうも、県南各局と、浮きの周期が違うらしく、また、ビームパターンも微妙に数度違うようである。
1時間が経過22時台。全く入感しない。
もうダメかと思った。もはやCQも出てないのかと思った15分すぎ、突如小さいながら長い浮き。なんとかネジこんで、RS交換が成立した。ここでコンディションが上がったらしく、立て続けに埼玉局の交信が成立する。
ちなみにこの後、SSBに移ったようだが、SSBで聞いてみると安定の59。こんなにも違うものかと思ったが。コンディションも上がっているし、やっぱりSが弱くなっても、蚊の鳴くような音で聞こえるのはSSBならではか、、。
いやはや、UBWさん、長時間におよび、CQを出していただきましてありがとうございました。
ちなみに事前にアンテナデータをいただいていたので(というか、当局の移動用アンテナとほぼ同じ)なので、詳細シミュレートができそうなので、Radiomobileで解析してみた。
結果。驚く事に本当の結果となった。MY53-HIS51での交信であったが、私の方は、ピーク値ではなくアベレージ値で、しかも言い換えると混乱するので、終始51を送った手前、ピーク値は55以上あったと思われる。
和歌山東牟婁郡からの信号分布。51ゾーンながら、20エレ級で、1エリア広範囲で受信できたようだ。
私からの送り波。たかが15Wされど15W。やっぱりこちらからの送りが強いレポで正しいようだ。
伝播経路。なんか地球が丸い(笑)
空に点線があるのは直線距離にない山で回折しているという事である。主成分の他にマルチパス合成成分があると、表示されるのだが、入感した電波はこの高山の回折波である事が分かる。この高さから。富士山であろう。高い独立峰はよく回折するというが、典型例であろう。
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