旅情の中の歌謡曲というジャンルならゴマンと抱えるご当地ソングの女王、水森かおりのラインナップの中で、五能線、鳥取砂丘等の定番をさしおいて、何故天塩川なのか。テツの心をくすぐる描写が素晴らしいのである。
旅の終わりは 一番遠い
駅を選んだ 時刻表
稚内行 宗谷本線
歌詞が進むにつれ現れる車窓に広がる天塩川が脳裏によぎって来る。
やはり、稚内行きというものは鉄道旅行者にとって特別な場所を予感させる。そして宗谷本線の中盤、ずっとハイライトシーンとして線路に沿って寄り添う天塩川。
稚内駅は旅の終わりなのか、それとも新しい場所への旅立ちなのか。客たちは、それぞれの思いで稚内駅のホームに降り立つのである。
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