2010年4月28日水曜日

パワーパック

久方ぶりに模型を出すと色んな物がなくなっているのに気付くのだが、一番困ったのはパワーパック。これが無いとウンとも動かす事ができない。持ってたものはトミックスの緑の旧タイプだが2台。

新タイプになってアクセサリー出力が交流から直流になったとは言え、ポイントは駆動できなくても車両は運転できる訳で、新品を買うと廉価版のモデルでも5000円弱、いいやつだと1万円はするだけに、なんとも諦めがつかない。

仕方ないので本線用のパワーパックはいずれ、ちゃんとしたものを買うとして、乾電池でも動く自作の簡易なパワーパックをレイアウトに埋め込んでしまう事にした。テーブルに乗ってしまう持ち運びが簡単なレイアウトだけに電源がない場所でも気軽に遊べるようにという計画だ。

乾電池が使えると物となると、鉄コレ式制御器というテもあるが、ネットでさんざん登場したアイテムだが、PWM制御で低速性能が良さそうなので秋月のモーター制御キット2PK2400を組んでみた。

素で組んで試運転してみたが、比較するパックを持っていないので、これで特別にスロー性能が良いかと言われるとよくわからないが、極小レイアウトで必要な微速運転は可能。それより、大方の前評判どうりに、ビリビリとウナリ音はうるさい。低速制御を効かせるには低い周波数のパルスが良いからツルシがこんな設定なのだろうけど、まぁ400円程度のキットだからこんなもんか。ミニレイアウト埋め込みで鉄コレ専用ならこれでヨシかもしれない。

何だかケースその他をつけたらそっちの方が随分高くなってしまった。埋め込み式とは言ったが、色んな角度の運転ポジションが取れるように、コードで伸ばすタイプにしてみた。電池ボックスはレイアウト本体に取り付ける。ポイントや照明などは、使わなくなったPC周辺機器のアダプターでコンセントから電源を取る予定なので、そこから電源を供給できるように、乾電池とACの切替スイッチをレイアウト本体に付ける予定。


ワイヤー付きリモコン風の外観にしてみた。




内部は基本的にキットの素組。何故かそのままだとボリュームが逆なので、端子を変更。電源スイッチと逆転スイッチをつける。12vも入力できるらしいが、鉄コレを極小レイアウトで運転する事が目的なので、電源はやや絞った006P電池による9v駆動。

2010年4月25日日曜日

台枠の完成



週末の2時間くらいの時間でチマチマ進めている、模型であるが。ストラクチャーやレールの配置が決まった所で台枠の製作に入った。本来、逆なのかもしれないが、極端に小さいレイアウトのため、ストラクチャーの配置が、「超」がつく狭小。その中で極端な高低差をつけたりと、だいぶ無理がある構成のため、まずは建物や橋梁などのストラクチャーを大方、仕上げてから、台枠に移った。

ブランクがあったこの10年で、だいぶレイアウトの作り方も新しい手法等があるようだが、極めて典型的。ホームセンターでありがちな、2×4材を600×450のレイアウトサイズに合わせて、切断し、木ネジ止めし、その上にベニヤの路盤が乗る構成。港の水面となる部分は、ジグソー(近所のホームセンターのレンタル工具)で切断し、型抜きしておく。

レイアウトのサイズが小さいので、路盤に支柱を建てなくても良いかと思ったが、やはり多少しなるようなので、端材からライザーを切り出し、数箇所、補強を入れた。

写真では写っていないが、水面となる、下の路盤は2×4材の裏側から別のベニヤ板を貼り付けてある。この時注意する事は裏面は完全に覆ってしまわない事。水面とは関係ない、駅下部はオープン構造にして、配線などを収めるスペースとしてある。



地形の水面と同レベルの部分をジグソーで切り抜いていく。廻し引きノコで切ると思ったらウンザリだったが、近所のホームセンターでジグソーを200円で貸していたので利用。



レールの真下となる部分に適宜、ライザーを立てて路盤を補強する。



裏面は、水面となる部分に別のベニヤを張る。駅の下は配線を収めるため、オープン構造としたが、水面が関連する部分が多いため、ご覧のような状態。



全体の配置はこんな感じ。600×450のスペースとは思えないほど詰め込んでしまった。スーパーミニカーブレールというある意味、運転としては「使えない」レールとした事でスペースの割にストレートが長く取れたので、橋梁や小さなヤードなど、表現できるスペースは多くなった。




やはりこの角度。背景はまだ何もできていないが、想像できるようになってきた。

2010年4月23日金曜日

新車投入

うちの鉄道に10年ぶり以上で新車が投入された。越後交通があるじゃあないかと言われそうだが、鉄コレを覗くフル規格の鉄道模型として。
EF58 35 長岡運転所仕様。流線型ボディとなった初期型でデッキ付の箱型車体を流用しているため、側面の窓配置が異なる。

昨年末の発売品なのだが、ジョーシンの棚の上に売れ残って置いてあるのが気にはなっていたが、買ってしまった。

やっぱりカマはいい。いいカマは買った瞬間にゾクゾクするものがある。EF81とコレは特別な臭いがする。

2010年4月10日土曜日

グリーンマックスのトラス橋を中路に改造(制作編)


では、小生なりのGMのキットを使った、中路(上路)トラスの改造の方法。カッコで上路としたのは、路盤の支持位置の違いだけなので、上路にも応用できる。


まずは、前述ように2本分の材料で、1本の橋を作る。側面のパーツは2枚貼り合わせる形になっているが、内側、外側があるので注意。切り欠きがある方が内側。

まずは、路盤となる部分をラダー(ハシゴ)型に組んで行く。実際の橋でも、ここは横桁、縦桁と呼ばれる部分で重要な部分。横桁は、側面パーツの垂直になっている柱に取り付けるので、柱のピッチになるように組む。小生は、使わない側の側面パーツの一番下の部分の部材を切り出して、治具にして万全を期した。なお、本来は側面パーツの切欠きに引っかかるようになっているが、柱の途中に取り付けるため、ひかっかり部分の余分なモールドは切り落としてしまう。(治具として使った部分ももろとも切落とす)


さて、問題は柱の途中に路盤を取り付けるため、いかにして強度を保つか。接着剤だけでも、強度はありそうな気がするが、動力車が載るとやはり不安なため、引っかかりのリブを取り付ける事にした。小生は使わなかった部品取りのトラスの垂直材を切り出し、路盤が落ちないようにリブにした。これなら、垂直材と太さが同じで違和感がないし、都合のいい事に垂直材はリベットがモールドされていないので、接着には都合が良い。このように、ツルンとした面を接着面にし、路盤の位置に合わせて貼り付けていく。ガゼットプレートとしてモールドされている出っ張りにも引っかかってるし。これだけ長ければ落ちないだろう。



こんな感じで路盤が乗る。接着してしまうとトラス内部が塗れないのでスプレーが届かない部分だけ、接着する前に先に下塗りをしておく。なお、上路としたい場合は、めい一杯上にした位置で接着すれば上路になる。

接着。この部分の接着はゼリー状の瞬間接着剤を使う。改造品なので建てつけが悪く、隙間が開く部材が多いのでゼリーでカバーする。後は、上面のパネルを使わないだけなので、通常の組み立て順序に従って組んでいく。上面パネルは使わないと言ったが、柱の上面や側面にあたる部分の蓋のような部分は使うので、ニッパーで切出して接着していく。


車両を載せてみて。

おお、イメージどうり。


横から見るとこんな感じ。トラスの上面から海が見えるように窓が出る。

問題は中路(上路)とした事で、路盤が大きく出張ってしまった事。格好がつくように、最初の垂直材まで、トラスの長さを切り詰めてもいいのかもしれないが、力学的にそれが良いのかは疑問。最初の斜材はブっ太く、トラス構造のキモとなっている部分。そもそも次の斜材とは逆方向を向いており、力学的に意味がありそうだ。逆にその外側はトラスの本体の強度には関係ないようである。
資料をあさった結果、やっぱり、上路トラスになっても、最初の門柱のような斜材は省略できなさそうだ。強度に関係する鋼体は最初の門柱となっている斜材から最後の逆側の門柱の斜材までの部分。実は、一般的な上路トラスに見られる、その先のというか外側の逆さまの形の直角三角形の部分はトラスの強度にはさほど関係ないようである。実際の橋でもこの部分は一体のように見えても簡略化されていたり、そもそも存在していない形の橋梁(高山本線、猪谷川橋梁)も存在する。
ただ、出っ張った路盤の部分は簡略構造でも良いからどうにか支持しなければならない訳で、実際の場合はガーターや橋脚に乗りかかっていたり、細い支柱が建っていたりする。(それって省略じゃない気もするが)

結局。

余った材料で簡略化された構造としてみた。結構いいじゃないか。
ついでにガーター用の支柱も制作。(ちょっと柱が細かったか)


完成後のハイライト的シーン。

2010年4月7日水曜日

グリーンマックスのトラス橋を中路に改造

レイアウトは駅の反対側で掘込湾港を跨ぐのであるが、スパンが長いのでトラス橋になりそうだ。

かなり前から良いプロトタイプはないかと探していたのであるが、鉄道ジャーナル誌で歴史的な古いトラス橋の特集をここ何年か長期の連載をやっており、なかなか参考になる。

まず長さは模型では約230ミリといった所で、これは実物にすると100フィート。実はこの長さは中小私鉄に多かった小型のトラス橋の規格サイズ。

港だから船が通れるように水面からのクリアランスが必要なのであるが。一番手っ取り早いのはファイントラックを使っているのでトミックスのトラス橋を使う事だが、小さいレイアウトなので街並から突出するトラスが目障りである。 何より、ありきたりの形なので、小さいレイアウトに使うとまるでプラレールのような印象になってしまう。

そうでなければ上路に改造すると面白そうだが、船が通れる高さを取ってから、さらにトラスの高さを加えると、今度は港が、かなりの深さになってしまう。実物も、足がすくむ見下ろすような渓谷に掛かる物が多い。

結局、折衷して中路トラスにしてみる事にした。珍しいタイプであるが実物は、東武の浅草駅を出てすぐに渡る隅田川橋りょうが有名である。隅田川の景観の車窓を塞がないように、上路にしたい所であるが、船の通行のため、クリアランスを取るために中路になった、と実物も事情が似ている。

問題は素材。ペーパーから切り出す人が多いようだが、気の短い小生には無理そうだ。そこで目を付けたのがグリーンマックスのトラス橋キット。クラシックな臭いのするプラットトラス橋である。

手に入れて開けてみると色々な種類の部材がランナーにくっついており改造ベースには良さそう。このキットは2本作れるのだが、2本分の材料で1本を作る要領で作ってみる。

あくまで雰囲気が出れば良いので、細かい技術的矛盾は目をつぶるつもりだが、それでも、鉄道ジャーナルの記事を元に技術的な大きな矛盾がないか調べてみると、いい具合に垂直材と横桁が揃っているので、中路の位置まで路盤の高さを上げても、支持すべき垂直材と横桁の位置が合致しそうだ。

キットの部材をレザーソーで分解して切り出して、、、
ムフフ。何とかなりそうだ。


横桁と線路を支える縦桁をラダー状に組む所までキットの部材で完成。

問題はどうやってトラスの垂直材と強度のある接続をするか、、、。

2010年4月4日日曜日

ファイントラックの塗装

ベースボートに固定する前にレールの側面を錆色に塗ってみた。

塗料はミスターカラーの赤褐色。日本軍機プロペラ色に指定されているやつだ。
当然、レール上面にはつけてはいけないので、結構細かい作業だが、適度な濃さに調整するとスルスル塗っていける。乾燥後、上面にはみ出した塗料をシンナーを微妙に湿らせたキッチンペーパーでこすって削ぎ落とす。

結果、自然。違和感なし。自然過ぎて気づかないが未塗装部と並べると違いが分かる。

続けてポイント部も塗ってみた。こちらはポイントマシンマシン部分はタミヤカラーのブラックを差して、油汚れを表現。
ちなみにジュワっと道床に染み出したブラックが汚れたバラストみたいでいい感じ。

当然、ジョイント部分は固定するまで塗らないのだが、問題は特にポイント部分が導通不良を起こしていないかだ。


導通テスト


結果は残念ながらNG


ポイントのクリックが効かなくなったのと、明らかに通電不良。

どうやら稼働となっている先端レールの外側、フランジが入る 狭い方は塗らない方がいいようだ。この部分の塗装をを剥がしたら復旧した。

狭くて筆を入れにくい部分だし、目立たない所なので塗らない方が無難だ。
ポイント内側はバラストも塗装で表現した方がいいかもしれない。

2010年4月2日金曜日

マイナーバイクファンの皆様こんばんわ

マイナーバイクファンの皆様こんばんわ

前のコマーシャルの時は冬でも通勤に使っていたのだが、寒いので納屋にしまっていたバーディを出した

キャブの燃料が抜けてしまっているので鬼キックの後、始動。

残念なのは燃料タンクの中に土埃と思しきゴミを多数発見。買ったばかりの時には気を使っていたのだが、だんだん面倒になってきて燃料携行缶から給油していたのがいけなかった。

農家の燃料携行缶は汚い事が多いのだが、小生の家のはことさら粉塵の中で給油する事が多いので汚い。給油ポンプに付着するのか、どういう訳で混入するのか分からないが、汚い。動力噴霧機やリターンカルチのストレーナーはそれこそ土汚れで汚く、酷いとキャブがトラブルを起こす。

バイクでやってはマズいと思いながら、3リッターくらいだからと、ついつい携行缶から入れてしまうのだが、、、。