2018年8月31日金曜日

夏休みを振り返って


活動の場がSNSベースになってしまい、Instagramを始めた関係で写真もそちらが中心になってしまうと、ブログの更新がいよいよ少なくなってしまったが、ジックリと表現するメディアとして、ブログはまだまだ存在意義が大きい。
Instagramはすぐに人気評価がでて面白いのであるが、旬をすぎた画像はどんどん過去帳の奥に入って行ってしまうのが難点。腰を据えて写真を厳選するのはブログの味かな。撮りためてから書くような廃りるになってしまったが、今年の夏を振り返っていくつか。

撮影ボディがα7IIIに変わった時期と重なったのであるが、ニューボディのポテンシャルを感じつつ、新しい環境に慣れてきた時期の写真。


小海線 野辺山-信濃川上
α7III+SONY24-70F2.8T*

川上村のレタス畑をゆくHIGH RAIL1375。山の天気は気まぐれ、八ヶ岳連峰と夏の雲がタイミングよく姿を現してくれる日はなかなか少なかった。撮影中、作業している青年と話したら、神奈川からアルバイトに来ているとの事。冬場は仕事が止まる高原野菜。夏に絡むシーズンだけで3毛作も行う場所もあるとの事で、ここで育っているものは2毛作目との事であった。


小海線 清里
α7III+SONY24-70F2.8T*

昔から隠れた定番地、清里駅へ向かう所の踏切。ムーブメントがピークだった頃は踏切を渡ってくる人並みとレンタサイクルの渦が撮影主題だったが、今もタイミングが良ければ人混みが現れる。列車も増結され、長編成となっている。昨今は自動車で来る人が多いが、列車での需要も健在で休日は「八ヶ岳高原列車」の愛称のキハ110系車両が小淵沢との間を往復輸送している。

ちなみに、同じ八ヶ岳高原に分類される野辺山や川上村は長野県。JR最高地点を過ぎて、清里や甲斐小泉は山梨県となる。自動車のナンバーも山梨ナンバーとなるが、この季節は圧倒的な県外ナンバーで埋め尽くされる。


小海線 小淵沢-甲斐小泉
α7III+SONY24-70F2.8T*

大カーブをゆくハイブリッド車両のキハE200。大カーブは順光となる時間が短く、基本的に逆光や半逆光となったり、雄大すぎて構図が難しいところ。ベタな所のようで雄大な山をバックの構図を撮るには通わないと厳しいかな。ここは山梨県。東信からだと大きく回り込んだ先なので、近いようで結構距離があって、なかなか通いずらい所。


篠ノ井線 平田-南松本
α7III+SONY24-70F2.8T*

ようこそ高原都市松本へ!

諏訪湖を過ぎ、塩嶺トンネルを抜けて塩尻、エプソンの工場が林立する広丘を過ぎ、松本市内に入ってくる。南信地区の郵便ターミナルの松本南郵便局をすぎると、オイルタンクやコンテナ貨車が群れる南松本駅の長い構内を経て松本に到着する。

今年の3月にスーパーあずさ一気に置き換えたE353系であるが、増備が進み、E357 系で運転されている「あずさ」や「かいじ」の運用にも入りはじめたようである。側面から見た窓回りデザインが独特の同形式。信州の景色にもマッチする。新しい顔になりそうだ。



北陸新幹線 軽井沢-佐久平
α7III+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

さわやか信州~。高原の爽やかな風を切ってE7系がやってきた。

ものすご~くベタな所で、ものすごくベタな物を撮ってみる。新幹線撮影地をあちこちロケハンしてみているのであるが、ここはお気に入りの場所のひとつ。紅葉すると非常に綺麗なと所であるが、緑深い季節はベタすぎてうっかり忘れそうだ。

E7系は好きな車両のひとつだ、奇抜な色彩のE6、E5系はJR東日本の新幹線の花形だがE7(W7)系はポストE2系として、安定の標準デザイン。白ベースのカラーリングがボディマウントを強調して縦長の印象。

上越新幹線用の増備も決まって、長野を通過する新幹線からE2系が消えて久しい感じになったが、今度は第二世代のオール二階建て車、E4のMaXの去就が気になるところ。系雪深い場所へ向かう列車はE7系列に集約されそうである。

しなの鉄道 小諸-滋野
α7III+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO


小諸の市街地を発車してきた115系。「なつかしの車体カラー」と称してリバイバルカラーを次々に送る、しなの鉄道であるが、JRからの譲渡車として、塗装変更を省略した仕様感が強かった、通称「あずさ色」の115系であるが、このカラーリングは1編成のみとなり、この色も「なつかしの車体カラー」にラインナップされている。

午後3時を過ぎると斜光線がキツくなってくる。まだまだ日の長い季節であるが、お盆をすぎると日差しも空気も、どことなく秋の気配がしてくる。

長野に来て3回目の夏が過ぎた、右も左もわからないまま過ぎた1年目、やっと写真活動がはじまってロケハンをし始めた2年目。まだまだ信州の魅力に振り回されてている感が強いが、次の季節、3回目の秋はどんな景色が撮れるか、楽しみである。


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