2018年1月23日火曜日

雪降る渋温泉でユルりとした時間を過ごす



東京で大雪が降った翌日。久しぶりに湯田中へと向かった。実は東京の大雪で仕事が押した関係で1日ズレたのであるが。疲れを癒すと言うシチュエーションとしては最適である。

今回は敢えて長野から長電に乗る。乗ってこその鉄道。乗らないと見えてこない物ってのが沢山ある。18時着で湯田中を目指す。2100系スノーモンキーに乗るが、特急は既に通勤向けに停車駅が多いB特急の時間。信州中野で3500系の各駅停車に乗り換える。観光客が向かうには少々遅い時間なのか、それとも冬の平日はこんな雰囲気なのか。雪降る夜に、電車の補機の音のみが響いていた。


α77+SONY35mmF1.8DT
長野電鉄 信州中野

実は、長野では信州らしいクラシックな宿に泊まりたいと思いながら、あれこれ探していたのであるが、今回は大当たりであった。

偽物でも、ボロでもない「レトロ」。

実はこれって非常に難しくて、作りすぎてしまうと偽物になってしまう、度が過ぎるとただのボロになってしまう。レトロの尺度ってのは人それぞれで、それこそ難しいのであるが、実は、イマイチ自分とシンクロする宿ってのに出会えていなかった。



今回泊まったのは、湯田中駅から2kmほど、渋温泉になるが、白銀屋さん。ここは、そんな自分の期待に答えてくれる一軒であった。平日は人数を入れないようであるが、他には常連と思しき方が2組。やはりツボを得たリラクゼーションと言うのは、わかる人には分かるのであろうか。

温泉としては、閑散期であるが、山の志賀高原の方は忙しく、麓の宿の方は、人手が無いようで、サービスをする人は少ないのであろうが、それが逆に気兼ねしなくて落ち着ける。



東京に大雪をもたらした低気圧は東へ去り、今度は日本海側から寒波が襲って来た。女将が言うには、中野地方では今年初めてのまとまった雪だそうだ。−10度。寒いと言うか、ピリピリと痛い夜。外湯は1軒入って、ちょっと外を歩くにはきつい。FF式のヒーターがガンガン効いた部屋で炬燵に入りながら何もせずに疲れを癒す。これぞ、豪華さは無いが最高の贅沢。

外では深々と雪が積もり出していた。

α77+SONY35mmF1.8DT 


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