2016年9月19日月曜日

第4次写真対戦~信州編(その2)

さて、腹ごしらえをしたので、大糸線撮影地に移動してみる。沿線は白い蕎麦の花が咲いている状況で、食べる方は、まだ新蕎麦とはいかないが、沿線は綺麗である。但し、、、雨、、、。



大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
α77+SONY 24-70 F2.8T* (40mm)

蕎麦畑の傍をE127系列車がやってきた。晴れていればバックの山々が綺麗なポイント。



大糸線 安曇沓掛-信濃常盤
α77+SONY 24-70 F2.8T* (60mm)

曇りだし、同じような絵面だけではつまらないので、流してみた。正直流し撮りは苦手なのであるが、夏男氏に教わりながら、撮ってみる。ドライブを切っても、アタリカットが少ない。AFモードだと、フォーカスのターゲットに気を取られてケツが切れたりと、、、。数をこなさないとうまくいかないなぁ。




大糸線 信濃常盤-南大町
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

本当に晴れていればいいのに。黄金色に色づいた水田とコスモスの傍らを白馬方面行き列車がやってきた。見通しの良い区間なので、望遠で圧縮して狙ってみた。ラッピング列車のようだ。




大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

夏男氏は小淵沢から特急で帰るので、そろそろ大糸線も引き上げようと思ったが、最後のあがきで、国道の陸橋上から1枚撮ってみた。転作しているか、縞々に見える水田地帯を松本方面行列車がやってきた。



小海線 小淵沢-甲斐小泉
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

本来であれば、中央本線で、「あずさ」を含めて数本撮ろうと思ったのであるが、凄まじい土砂降り(動画参照)でどうにもならず。撮影地のチェックをするだけで精一杯。それでも小淵沢の小海線の大カーブを覗いて見ると、一瞬、雨が小降りになった。まだ日没まで辛うじて時間があるので1/20で流し撮りしてみた。う~~~んどうだ、、、、。夏男氏から教わった秘伝テクニックで撮ってみたのだが。何とか目を細めれば見られるシロモノになったかな。

生憎の雨というか、相当に激しい雨という劣悪なコンディションで。九州から来ていただいた(このためだけの来訪ではないのだが)のに申し訳ないのであるが。まぁ、今年の秋口らしいといえば「らしい」雨に濡れた信州路の撮影となった。

どうも夏男氏は1枚上手で次のネタをブッ込んで来るのだが、小生が、日田彦、日田彦とあまりにも筑豊方面をネタにして話すので、次回は北部九州で行う公算が強いようだ.....。


【動画】小生のVM4のインプレをする夏男氏と、次回企画の爆弾発言。




第4次写真対戦~信州編(その1)


昨年から始まった夏男氏との写真撮影遠征。いつの間にか「対決」とか「対戦」というタイトルがつくようになってしまったが、私は夏男殿には遠く及ばない腕前で、、、しかし、「やり込んでいる人」と1日過ごすというのは、色々と勉強になるもので、夏男氏も時折、お題を提供してくれるので、なかなかこの、遠征シリーズは面白くもあり、ためにもなるので、ゴールデンウィークとシルバーウィークに2年続けて、行い、とうとう4回目を迎えた。

さて、今年の秋の部は9月19日(月)(敬老の日で祝日)となった。しかし、天気は生憎の雨。今年は自分が撮影に出ると本当に雨が多い。雪景色を撮りに行った浦佐駅も雨なら、会津も雨。GWの只見遠征も雨と。そして、今回はここぞとばかりに土砂降りに近い雨。事後談だが、この日だけ悪かったのではなく、シルバーウィークがらみでは、晴れた日は1日位であった。折しも台風が連続で襲来し、東北、北海道に甚大な被害を与えた週の前と言うとだいたい天気が分かるであろうか。

さて、今回は信州編という事で、ぐるりと撮影地めぐりをする筈であったが、先週偵察済であった姨捨駅についた段階で、雨は強くなったり弱くなったり。画的に暗くなるのはもちろん、撮影も、防水装備で、効率の悪い撮影となった。




篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (70mm)

姨捨駅に進入する松本方面行普通列車。進入なのに、ヘッドライトが消えているし、運転士の姿が見えない。バック運転である。

さて、朝、長野に来るタンク貨物に間に合わせるつもりで来たのであるが、着いた瞬間に、1本、下って行ってしまった。まだ2本くらいある筈だと思っていたが、赤日(祝日)も日曜ダイヤのようで。貨物はそれっきり来ず、、、。釜を期待したのであるが、レギュラーの電車列車のみとなった。

115系が活躍していたのもつい最近のように思ったが、来る列車は211系とE127系(100代)ばかりである。新潟の115系も今年度限りのようだし、まだ続くと思っていた、上越線筋も211系化されるようで、JR東日本線区からは、115系の姿はいよいよ消えたようである。

変わって勢力を伸ばして来たのが211系。高崎・東北線に配置されていたクモハ車込み、耐寒仕様のグループが転属してきている。実は長野へ来たのは随分と前の話で、上越への投入が遅れた理由はよく知らないが、随分と保留車になっていた上で、投入されたようだ。

長野においては、もうすっかり主になった貫禄がある。一見、瀬戸大橋線とかJR四国カラーに似たような塗り分けである。



篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (200mm)

雨が降りしきる早朝、姨捨駅で交換する211系電車とE127系電車。同じ方向から入ってきて同じ方向に去ってゆく。交換ではホームに並ぶ。スイッチバック駅独特の情景。



篠ノ井線 稲荷山-姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8(120mm)

雨を突いて383系特急ワイドビュー「しなの」が上ってきた。屋根上で激しく雨が弾けている。新幹線のない名古屋方面への連絡特急で、運転頻度も多く、編成も長い。篠ノ井線はJR東海車を使う名古屋からの「しなの」がデフォルトで入ってきており、新宿方面へは松本で「あずさ」系に乗り換える事になる。もっとも、長野市から東京方面へは、北陸新幹線が爆速である。


篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (90mm)

突如、時刻表にない列車が現れて焦った。ハイブリッド車両のHB-E300系を使ったリゾートビューふるさとである。ダイヤが疎になった時間帯の運転のようで、しばらく、松本方面行ホームに停車していた。





篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

ハイブリッドトレインの臨時列車を待たせて、383系「しなの」が坂を駆け下りてゆく。若干雨は小降りになったようだ。長野方はパノラマ型グリーン車である。どんどん入れ替わる東海道新幹線車両と対象に、JR東海の在来線車両はサイクルが長いようで、383系も息の長い車両で、パノラマ型グリーン車は90年代前半の流行りで、懐かしささえ感じるようになった。



さて、姨捨から、安曇野に転戦する。その前に、せっかく安曇野に来たのだから蕎麦を食べる。安曇野インターを降りて30分少々山の方へと登る。以前、来てよかった「穂高城」へ。いやぁ、ここは一瞬足を踏み入れると、「やってしまったか!」と思える古民家改修風の高級店のように思ってしまうのだが、料金は下手な蕎麦専門店より良心的で、また、高いだけで、少ないと思いきや、並盛で高級店で言う大盛級の量である。これはハーフ山賊セットで、信州名物の山賊と言われる、巨大から揚げのハーフが付く。ちなみに、写真のから揚げサイズ。「ハーフ」である。フルにするとこの倍の大きさのようである。







2016年9月12日月曜日

姨捨駅 2016 初秋

9月に入り、1エリアでは残暑厳しいようであるが0エリアではもう確実に秋の風が吹いている。

コマーシャルベースの移転にともない0エリアが活動ベースになったのだが。いざ0をベースとすると、関東から見れば、観光立県と言われ、もてはやされて、土日の旅行の対象となって、渋滞までするのであるが。いざベースとすると、休日でもなかなか出歩かないものである。そういうのを自分の中では埼玉県民の感覚に例えて、「観光地の秩父化」と勝手に呼んでいるのであるが。

さて、今日は長野に行く用事があったので、時間が余ってしまったので、フラっと姨捨駅に向かってみた。JR東日本の次期クルージングトレイン「四季島」のルートプランに入る事で沸いているが、ワサワサする前に「普段着」の姨捨駅を最後に見ておこうと思って、18号から姨捨へ登ってみた。

千曲市の市街地から登っていくのであるが、意外とすぐに着いてしまう。ここは篠ノ井線が善光寺平へ下りこむラストコース沿いで意外にも下界の市街地からは近いのである。

前回の訪問の様子はこちら
http://rokusukevillage.blogspot.jp/2009/08/blog-post_24.html
青春18きっぷの旅の折、途中下車して、次の列車の合間まで、姨捨SAまで歩いてみたようである。

今回は、ベースに帰るまで小一時間の余裕があったので、30分後に来る普通列車の合間で駅舎まわりをフラフラと歩いてみる事にした。



姨捨駅の定番カット。
通常とは逆を向いているベンチ、眼下の善光寺平。

それから、スイッチバック駅を反映した不思議な書き方になっている駅名標。

観光で来た人が列車の動きを観察していたのだが、特急が通過する時に、ホームを通過せずに、眼下へと消えて行ってしまう様を不思議がっていた。そう、前回と何が違うって、列車で来たのではないと思われる観光客が数組いた。ちなみに前回は姨捨SAのバス停から出て、下ると間もなくであるとアナウンスしたが、姨捨駅前の道を長野側へと向かうと、スマートICとの分岐の交差点の所に20台程の駐車場がある。駅前のものは月極なので停めてはいけないのと、バス転回場に指定されている。それから道も狭いので路上駐車は避けたい、何しろ崖っぷちの狭小駅である

前回訪れた時と比べて確実に観光地化している印象であった。


さて、景色の方は、台風の連続は一息ついたものの、イマイチはっきりしない天気が続いている。
遠くの山は霞んでいるが、街並みは見えている。




前回の旅行でも何気なく惹かれたポスト。
変わった所といえば「JP」のシールが貼られている事くらいか。

駅舎も外壁が白ベースだったのが塗り替えられている。クルージングトレインの長時間停車駅に指定されるらしく、駅舎のリニューアルが行われているようである。




基本的に駅員の配置はなくなったようで、待合室に加えて
事務室側もくつろぎスペースとして時間を限定して解放されている。


信号扱い所の出っ張りが元事務/運転室だった事を思いおこさせる。
事務室側に入ると、どことなく「ぽっぽ屋」的w雰囲気である。


構内をフラフラしていると13:01に交換で出発する列車が上下、立て続けにやってきた。

前の旅の列車は長野方面行き列車がヘッドライトを点灯させた側を最後尾に引上線に向けて出発する姿が違和感があったが、これまた松本方面行列車がヘッドライトが消えている側を先頭に引上線から、バックで折り返し入線してきた。(尾灯は消えているようだ)




そして、交換。

スイッチバック駅なので、停車列車同士の交換はこうして、一旦並ぶシーンが展開される。ちなみに追い抜かれる場合は写真右下の本線を特急が駆け抜けてゆく。そこそこ本数のある線のスイッチバック駅なので、スイッチバックの手間はあるが、交換、追越ともにできるので、運転上は重宝そうだ。




駅本屋は塗り替えたり、くつろぎ空間を作ったりしてリニューアルを終えたようであるが。駅舎の横では大規模工事が行われている。クルージングトレインの停車に伴って、夜景の見えるレストランというか、BARを設置するようで、駅舎の松本寄りで、工事が急ピッチで進んでいる。


前回の来訪は2009年なので7年前であるが、そう昔ではないようで、だいぶ雰囲気が変わったように思える。だいぶ観光客が増えたのと、クルージングトレイン停車へ向けての準備が進んでいる感であるが。変わらぬものといえば、ホームから見える絶景であろうか。特に夜景は綺麗であるが。

次回は夜景を見に来たくなった。