2010年8月29日日曜日

新潟2種

この週末にKATOから新潟がお題の車両が2種類発売になった。115系新潟色とE127系0番台新潟色。

実は115系とE127系の組み合わせは長野色に続く2作目であるが、新潟がお題の小生はここでプッシュして両方導入。

さて、先月に先行して発売になった長野色で色々講評は出ているが、新潟色もだいたい似通ったもの。

E127系は最近のKATOの製品らしいお財布に嬉しい設計。長野色は前面が701系と同タイプの姿であるが、新潟色は0番台、ヘッドライトが角型でケースに入っていたり、フロントウィンドウの額縁もシッカリしたものになっている701系~E127系シリーズの中ではフロントマスクが違う異端児。ヘッドライトや額縁に収まった方向幕等、シッカリ再現されている。クーラーや屋根上抵抗器、パンタ周りの機器は別パーツでシャープな印象。
小生的にはディティールはこの程度で良いので他社と比べて求めやすい値段は適正だと思う。
嬉しかったのはDCCフレンドリー対応。DCC化を予定しているので、この設定があると、加工工程がラクである。最近のKATOの傾向のようであるが、複数編成を増結する時は、動力車を重連にするという、DCCである事が前提のような設定。スリップに備えて金属車輪だし、E127系は2両ユニットの為か、余計なトラクションを与えないように今時のモデルにしては珍しく、片台車のみの2軸駆動である。

大して115系は旧製品のリニューアル品との事で、評判の悪かった前面ライト周りを中心にリファインされているので、ボディは新しい印象であるが、それでも、クーラーやベンチレーター、パンタ周りの機器が一体成型だったり、カプラーがアーノルトカプラーだったりするあたりに、一世代前の製品印象を受ける。
旧製品を持っていないので、比較の対象がないのであるが、動力ユニットは窓からユニットが見えなかったり、動き出しが滑らかなので、動力はリファインされているようである。ちなみに115系も増結は動力車を増結する想定で動力車輪は全金属車輪であるが、両台車、4軸駆動である。
長野色はパンタグラフがシングルアーム化された姿であるが、新潟色は菱形パンタグラフを装備。これは10月に発売になる新潟色、リニューアルとしてアナウンスされているブルー基調の新塗装の車両はシングルアームの姿でモデル化されるようである。




並んだ115系とE127系。実際の所、115系天国の新潟で、少数のE127系が存在しているのであるが、この2つが並ぶと90年代後半の新潟の姿が浮かんでくる。10月にはブルー基調の塗装のモデルが登場するとの事で、時代背景が新しい気もするが予約。

2010年8月22日日曜日

植栽

トンネル山に植栽を施してみた。ターフとフォーリッジで下草を表現。

何かこのままでも良さげに見えてしまうが、次の工程は木を生やす作業。

問題は山が小さいため、玩具的になってしまいそうな事だ。

2010年8月20日金曜日

ウェザリング

越後交通1400にウェザリングを施してみた。

以前はエナメル塗料やパステルを使っていたのだが、エナメルはやり直しが効くけどドロッとした感じになるし、パステルは粉っぽくなってしまい、頻繁に手に持ったりする鉄道模型には不向き。

今回はターナーのアクリルガッシュを使ってみた。丁度レイアウトの土の表現に使った黄土色があるので流用。

原液を少量筆にとり、余分をペーパーで拭き取り、生乾きになったら擦るように塗ってゆく。パステルのような感じで多少付着しにくいくらいまで乾かしてから塗る方が自然に仕上がるようだ。

とはいえドロッっと付着してしまって気に入らない所も数カ所。ボテッとした部分はキッチンスポンジの粗い方をつかって削ってなじませる。

どうだろう。土汚れと共にパンタの摺り板から飛んだスパークの赤茶色の汚れを再現。ウェザリングは多少物足りないくらいが丁度いいのだが多少、やり過ぎたかな。

2010年8月15日日曜日

新潟風海の家?


ジオコレの海の家2タイプ。かなり雰囲気よく出来ているが小加工。

看板を付けて新潟特に寺泊界隈によくありがちなお魚の売店に。加工方は簡単。レタッチソフトで看板を描いて写真用紙に印刷。この用紙は厚手で自立するので、ペーパークラフト的に貼り付けて完了。
実際の所、この手の店は通年でやって来る観光客目当ての魚の売店が本業で、夏場になると海の家的な商品を強化して置いていたりするスタイル。強いて言えばこのように浜への仮設ではなく、丘の常設店舗なのであるが、その辺は組み込む際のシーナリィ設定をする事にして、手軽加工の割には雰囲気良くできた。


プロトタイプとした寺泊の魚屋街。派手な看板の店がズバーっと並んでいるのだが、2軒程度で小さくまとめる予定。

2010年8月14日土曜日

とりあえず完成

ギアの取り付けや細部の修正や色差しなどがまだだが。とりあえず完成。


ツポレフやイリューシン、この世代のソ連型飛行機は強烈な個性を発している。
驚くべくは、後継機の登場で流石に僅かとなったらしいが生産しているらしい。



諸元

ツポレフ tu-154M

ウラジオストク航空(RA-85676)タイプ

初飛行: 1968年10月4日(原型)
全長: 47.90 m
翼巾: 37.55 m
全高: 11.40 m
運航乗務員数: 3-4名

エンジン: ソロヴィヨーフ設計局製 D-30KU-154-II ターボファンエンジン×3
推力: 103.6 kN (23,380lb)
座席数: 180
最大離陸重量: 100,000 kg
巡航速度: 950 km/h (513kt)
航続距離: 6600 km (3563nm)


wikipedia Tu-154 (航空機) より一部引用
2010/4/24/01:15(UTC)版

2010年8月11日水曜日

トラックもできた


やる気のあるうちにやってしまえと言わんばかりに、やってしまった。

ふそうスーパーグレート低床4軸、エバーハウス付。日本植物運輸。

こういう全面貼りはデカールがうまく貼れないなぁ。難しい。妥協しまくり。
全面貼りでドア位置にロゴがかかってしまったあたり、プロトタイプを見ないテキトーさが、まぁ、今後の課題。


でも、インパクトありありの日植バージョンが姿を現した。
業界にいると「こんなゲテモノ作っちゃったの」というのが正直な感想で何故か「ウケ」る。


リヤビュー。やっぱお魚屋さんトラックが格好いい。
旧車、ニューパワーは、古臭さを感じさせるデザイン。リヤ観音に唐突に「頸城」(笑)


ガリガリ君コンテナも貼りなおして登場。架空のコンテナながら、運用限定事項のウンチクや規格外マーク等も結構凝って書いてみた。日本通運ではなく、熊谷通運なのがミソ。

デカールは少し大きめに貼って切ればいいなんて思っていたら、クリアーを厚く塗ったせいか、アメのように伸びてしまい、デザインナイフでも歯が立たない。パリパリに乾燥すれば切れるのか、このまま切れないのか。もう、貼りなおしたくないので、困った。とりあえず、ハシゴの部分にモロにはみ出している。


並べてみて、
やっぱり数台、オリジナルで作ってみると愛着が湧く。

貼り付け



154Mに貼り付けてみた。ガリガリ君コンテナの失敗が多いに役立ち。スンナリと完了。デカールが柔らかいので、垂直尾翼まわりも見事にモールドにフィット。

これで何とか佳境を越えた感じだ。後は窓下のストライプが足らなかったり、細部への色さしがあったりするが、微調整をして、翼の組付等だ。

悪ふざけ

ツポレフ用のデカールを作ってみた。
手順としてはネットの写真等を見ながら、トレースして、ソフトで書き起こす作業。やはり、写真を直接貼り付けるより、描き起こした方がシャープである。

さて、このテのデカールを使った事ないので、どうでもよいお遊びで実験。熊谷通運、赤城乳業ガリガリ君コンテナ。熊谷(タ)-札幌(タ)専用。あるワケないが北埼玉の夏の風物詩、ガリガリ君ラッピングトラックのコンテナ版。




しかし、結果は惨敗。印刷した後にクリアーを吹きつけるのであるが、この吹きつけが甘いとそこから水が浸入して滲んでしまう。端の方が少々色が抜けてしまった。まぁ、ウエザリングの範疇で騙せそうなレベルだが、気に入らない。
クリアーは数回に分けて塗装した方が良いようだ。それから、恐ろしく柔らかい。マークソフターも使えるらしいが、不要と思われる。逆にかなり柔らかいので、シワにならないように上手く貼り付けるのにコツがいる。普通のデカールのつもりで誤って力を入れすぎると、そこから、クリアーのコートが剥がれて、内部に滲みが発生する等、かなりクリティカル。

はぁーーー。とりあえず、ツポレフへの貼付は次回。

2010年8月10日火曜日

大いなる虚構

最近、越後交通の臭いがしないではないかと松氏に言われたのであるが、そんな事はない。
確かに、本線系の車両やツポレフ等、関係ないモノに気をとられているのも事実であるが、いかんせん、越後交通はモハ1400系を数両揃えれば、ほぼ終わってしまった感があるもので、、、。

前にも述べた、続編レイアウトのパターンを現在、検討中なのであるが。かなり壮大でかなりの嘘モジュールぶりに爆笑かもしれないが、大まかには次のとおりに画が見えてきた。




越後交通長岡線。

現在製作中のパイク(極小レイアウト)のために設定された背景。
来迎寺から西長岡を経て、大河津、寺泊、終点は柏崎空港。西長岡から信濃川を渡り長岡へ至る支線があるが、長岡を経由するこちらが本線的存在。長岡から信越本線の寺泊付近への短絡線的役割と、終点の柏崎空港への輸送も少ないながら、兼ねる。柏崎空港駅舎は空港を名乗るものの、たまたま空港が至近にあっただけで、かなりボロい。米子空港駅と同じで歩きの場合、空港ターミナルへは微妙に遠いため、最近まで、あまり空港輸送には興味がなかった模様。留置線がある。


JR信越本線。
次回製作のモジュール。JANTRAK風の3線モジュール構造となっている。3選のうち、分岐を付けられる一番内側の3号線を越後交通に割り当て、寺泊海水浴駅風のスイッチバック駅を経て、パイクへの支線を急勾配で分ける。手前は海岸線で、海水浴客で賑わう。当初予定から変更してこのモジュールの駅を「寺泊海水浴」駅とする予定である。

実際の信越本線は柏崎で越後線を分けるが、この設定では役割が逆。このモジュール付近は海岸線を走る。越後交通が残ったのはこの逆設定と信濃川に架橋された事による。


柏崎空港。

航空機プラモを眺めて置く場所として脱着式で検討。

航空自衛隊刈羽基地に併設の官民共用の空港。新潟空港と対をなす第2の空港。モデルは鳥取空港と米子空港(美保基地)。刈羽基地に所属する飛行機はC1輸送機。実際は美保基地に所属するC1の輸送部隊が駐留。1往復であるが、こちらにもウラジオストク航空の定期便がある。ちなみにロケーション的には柏崎刈羽原発の位置で原発はここには存在しない。恐らく、すったもんだで中止になった巻かもっと北。ターミナルはボロく、古き時代の地方空港の名残を留める。

長岡駅

この部分が壮大すぎて実現可能性が低いのであるが、新幹線や留置線マニアの小生としては是非取り組みたい。

駅名こそ、長岡駅を名乗るが、実際とはかけ離れた設定。前述のとおり越後線と信越本線は設定が逆転しているので、実質上越線の駅。ただし、かつては、東京方面から上越新幹線から越後線経由で連絡する富山や金沢への特急が出ていたが、ほくほく線開業後は、ガクンと本数が減った。
在来線2面3線。新幹線2面5線と実際より小さいが西側に留置線や機関区がある。実際は黒井駅で扱っているような貨物を荷役するコンテナホーム有。新幹線駅部分はダミーながら、全車覆の上越新幹線の駅の姿をスクラッチで表現してみたい。



何となく出来上がってきたプラン。現在製作中のパイクがボコっと取り付き、ここにはないが、脱着式の柏崎空港モジュールが接続される。

全体的には海の新潟と山の新潟のセクションに分かれており、前述の嘘の信越本線と嘘の越後交通の舞台が海セクション。長岡駅それから山岳を上る上越線の区間が山のセクションである。本線エンドレスはベースの表裏で、信越本線、越後線、長岡駅、上越線と進行によってシーナリィのセッティング移っていくが、それはスペースがないので、愛嬌。

デカール貼り付け

小生。模型作りで何が嫌かと言われれば即答でデカールである。

松氏はインレタらしいが、小生はデカール。何が嫌って、位置決めの際の水加減。少なければ動かず、多すぎると要らぬ所へ流れて貼り付け住みのデカールが浮いて流れて、イライラしていると、機体を押さえている左手の指に貼り付け済のデカールが張り付いて、ボロッ。


イヤァァーー


となるのが毎回。


集中力との勝負。


で、今回。まぁ、付属のデカールが流用出来る部分は何とか大きな事故もなく終了。だいぶ形が見えてきた。

後は自作しなければならない、航空会社名と尾翼のマーク。

2010年8月6日金曜日

塗装を剥離

続、トラックコレクションの改造。まずは、塗装に備えて塗装を剥がす。今回は先の冷凍車の箱とキャブ部分、それから冷凍コンテナも1台オリジナルを作りたいので、二言なく剥離。ちなみに両者とも福岡冷凍運輸。

まずはIPA(イソプロピルアルコール)の溶液に浸けて塗装を剥離する。昔はシンナーにドブ浸けしたものなのだが、どうも薄め液の類のシンナーはABS樹脂には悪いらしくIPAをった方が良いようで、最初は何の事か分からなかった。

松氏も画材店などを周っても手に入らなかったとかで、ますます謎が深まったのであるが、ウィキペディアを見て解決。自動車の燃料タンクの水抜剤の成分がそれらしい。



早速ホームセンターで購入。各種あったが、余計な添加物が入ってなさそうなガソリン車用の一番安いやつを購入。1本、200ccで98円也。成分を見るとIPA98%。ヨシヨシ。これだ。
塗装の剥離にはKATOの車両ケースの蓋が便利。TOMIXより深めで、丁度車両1両分の、かつ無駄のないスクエアさがいい。今回剥離するのはトラックであるが、2個入れてキャブも落として丁度くらい。しかも容積も絶妙で200cc1本が少しあまる位だ。これを磯風呂と言うらしいが。

写真が自転車の荷台、、、いかん、いくら使い古しのボロいババチャリとは言え、垂れると塗装が剥げる。

ツーンと鼻につく臭いと、物凄い冷たさはアルコールそのもの。



トラックコレクションは塗装が薄いからか、塗装はものの数分で剥がれてしまったが、デカールが頑固に貼りついているので、しばらく浸漬する。
2時間後、引き上げて、歯ブラシでゴシゴシしてやると、デカールもボロボロと剥がれた。




後は水洗し、乾燥させてマスキング。

塗色はホワイトで簡単なのであるが、問題はデカール。うぅーん。ツポレフのものと合わせて。ここからはしばし時間がかかりそうだ。

2010年8月4日水曜日

トラックコレクション第7弾



トラックコレクション第7弾。

先走って、4軸車の製作を先に行ってしまったが、他の10台もサイドバンパーを取り付け、完成状態になった。
今回いすゞのギガがメインのラインナップ。冷凍鉄道コンテナーが6台。箱車の冷凍車が4台。旧車が2台の計12台。残念ながらシークレットは出なかった。
基本的にいすゞ車であるが、ランテックのコンテナ車のみUDのクオン。あとは小生が改造したふそうの低床4軸が異彩を放っている。



本命の一般営業用。

「あのう、、、営業用とは名打っているものの白ナンバーなんですけど」

黒いキャブに真紅の下回り、白ナンバー。ワルさが滲み出る感じがカッコいい。
これはデカールで文字入れしてみたい。


レトロ車はいすゞニューパワー。地方では平成一桁の頃まで姿を見たか。結構格好いい。幌車と箱車をラインナップ。




もちろん、コンテナーはコキ車に積載できるし、その逆にトラックに鉄道コンテナの積載も可能だ。やはりコンテナの通運トラックはオレンジの日通カラーが似合う。
冷凍コンテナはコキ100系限定。実はこのテの31フィート冷凍コンテナはランテックが所有するものが9割以上を占め、他の5種は数個しかない希少なものの模型化である。基本的にはコキ車のツイストロックを使って固定するので、位置を合わせて積載するのであるが、通常のISOコンテナのツイストロックとコンテナの角金具の位置がどうやっても合わず、積載できない。

「おかしぃなあ」

と思っていたら、ツイストロック用の金具が数箇所ついているようで色分けされている。コキ104の場合はレッドとイエローの位置が使えるようだが、2個積の場合はイエロー位置なのであるが、何とこの位置では固定用のポッチリに干渉してしまう。レッド位置にしたらこのように中途半端な位置に鎮座。思うようにいかないなぁ。

ちなみにグリーン位置はコキ200の中央位置だった。

2010年8月3日火曜日

4軸低床冷凍車の製作

やってしまった、トラックコレクション第7弾。ボックス買い(爆)
今回は小生の大好きな冷凍車がお題。
東北道を駆けてゆくトラック達で一番格好いいのといったら、小生的には800ナンバーを下げたお魚を運ぶ冷凍車である。
「八戸800」「函館800」
といったナンバーを引っさげて築地へ向けてカッ飛んでいく姿にはシビれる。






なかなか魅力的なラインナップの今回のトラックコレクション第7弾であるが、不満を言えば、カッコいいお魚屋さんの冷凍車は1台のみ。あとは大手運送会社の冷凍車だったり、冷凍コンテナを背負ったコンテナ輸送車である。
まぁ、ボックス買いしたので、お魚屋さんの冷凍車はもれなくついて来たのだが、もうひとつの不満は4軸低床は全て鉄道冷凍コンテナ輸送車となっており、本来4軸低床車の魅力であるはずのハコ車の冷凍車が全て10輪車であるという事。

しかし、ラインナップをよぉーく見てみたのであるが、シャーシと荷台をコンバートできるのではという結論に達した。

題して4軸低床冷凍車の製作の巻。

コンバートに使ったのは10輪の冷凍車、福岡運輸と西久大運輸の4軸低床のコンテナ輸送車。共に九州系でこちらではあまり馴染みがない事もあって改造のタネ車に。

何処の運送会社を作ろうか迷ったのであるが、ここは小生のコマーシャルの特殊性を生かして、花き輸送のトラックを製作する事に。花き類も夏場の荷痛み防止のため、特に大型車に冷凍機付のトラックが充てられる事が多い。勿論凍らせてしまってはいけないので、設定温度はプラスの20度程度であるが、冬場に使う暖房機能もついているのが特色。もっとも外見は冷凍車である。

で、関東でよく見る運送会社は3社、日本植物運輸、ヤマト物産、鴻巣植物運輸。トラックコレクションのハコが観音開きのみなので、パワーゲート車しか存在しなく、しかも全車日野である鴻巣植物運輸は脱落。残る2社であるが、ヤマト物産の車両はビードのついたアルミ箱の車のみである。必然的に選択肢は日植か。

花き輸送車は生鮮食品ほど気密性が要求される事はなく、むしろ多少の隙間風で通気する位の方が万一エバー(冷凍機)が壊れた場合には都合が良いので、通常のアルミ箱が好んで使われる。日植のようにガッチリした保冷仕様は少数派である。



さて、まずはハコ車の解体。構造は簡単で接着はされていないので、ツメをこじっていけばパーツ毎に外れていく。


コンテナ輸送車もバラしてゆく。トラックコレクションはシリーズ展開の冗長性をもたせるため、これらの取り付けのツメのピッチが同じ場合が多い。コンテナ輸送車の荷台と冷凍車のハコのツメは見た感じピッチが同じようで、これなら移植できるはず。



コンテナ輸送車のシャーシに冷凍車のハコを組み付けてみた。

ビンゴ。

やはりピッタリ組み付いた。ただし、エバーの室外機がエアータンクに干渉してしまうので、これは後で接着する事にする。



本来はここで完成といきたい所だが、ここでひとひねり。日植の大型というとベンツやボルボといった外車が多いのであるが、国産はふそうのようである。中型は日野のようであるが大型のいすゞは見たことはない。
どうもリアリティに欠けるのでキャブはふそうに交換する事に。丁度、海上コンテナのトレーラー用のトラクターにふそうのスーパーグレートがあったので交換。オデコのランプがあるタイプの型で、パワーゲートではない観音開きを良く見かけたので、時代背景も丁度良い。



キャブも組み付けてみた。何とキャブもボルトオンでスッポンとコンバートされてしまった。

結果、完成したふそうの4軸低床冷凍車。、、、じゃない

4軸低床エバーハウス付花き輸送車というのが正しいのか。恐怖のトレーにして1000枚は乗る棚積み仕様である。

細かい事を言ってしまえばエラー部分も多いのであろうが、ひっくり返した時のマフラー配管とかそんなものなのだろうから、目をつぶれるレベル。
ただ、キャブをコンバートされた側のトラクターは、いすずのキャブなのに角形マフラーに三菱マークがついており、モロに不自然。

今回、プリンタ印刷用のデカールシートが届いたので、デカールを貼るだけとなっていた、ツポレフのデカールの余白で作る予定なので、しばし、ツポレフとトラックのプロトタイプと塗装の検証になる。