2016年12月27日火曜日

群馬富岡世界遺産の旅(2)


さて、雨の中、富岡製糸場へやってきた。世界遺産、富岡製糸場へは上州富岡駅から徒歩15分ほど。街中にあるので、自動車で来ると市街地に散在する駐車場を探したり、駅向こうの駐車場に停めざるを得ないのであるが、それを逆手に取って、敢えて商店街を歩いてもらう事で町おこしをする試みをしているようである。

実は以前、来た事があるのであるが、入場料を敢えて2倍とする事で大整備を行っているということである。現在の入場料は1000円。学生や児童の入場料は250円、100円と安く抑えられている。

現在、西置繭場は全面修繕に入ってるようであるし、館内の案内の雰囲気モーダンな感じになっている。蒸気機関のレプリカも登場した。

しかし、今回「モーダン、モーダン」とウルサイなぁ、、、、ここができたのは、大正ロマンのさらに前の前、明治一桁の時代の出来事であるというから驚きである。ちなみに、工場の動力として、当時最新鋭の蒸気機関が導入されたが、電気というものはまだ、日本には無かったという事実で、時代が分かるだろうか。




ガイドが始まるまで、スタンプラリーをしてみる。
木造煉瓦造り。
時代を感じさせる建物である。



時間になったのでボランティアガイドの説明(要、別途ガイドツアー料200円)を受けながら進む。これは、煉瓦の積み方について説明している所。積み方ひとつとっても奥が深い。明治一桁の時代であるから、重機もない時代、山から木や石を切り出し運び、煉瓦を焼くのも大変だったようである。この煉瓦を焼いたのが、渋沢栄一の地元、深谷の瓦職人で、後の東京駅の赤煉瓦駅舎へとつながってゆく。


ガイドは無線式になっていて、配布される機器を通して聴く事ができる。



ここは片倉工業の製糸場として、1987年まで、実際に現役で使われていた。もちろん機械は、戦後のものであるが、操業終了当時の姿を残したまま保存されている。ちなみに、地元の人はここの事を「カタクラ」と呼ぶ人も多い。




電車の中から見てアレ?と思っていたのであるが。
不思議な電動バス
あえてゆっくり走る事で街を観光するというのが趣旨のようである。






さて、高崎に戻って、まだ時間があったので、今回は上越線の渋川の先の敷島まで行って温泉に入る事にした。高崎駅に着くと、雰囲気が一変していた。高崎線から退いてからしばらく休車状態だった211系が3両、4両の短編成になって続々と復帰してきており、高崎発着各線の115系と107系を置き換えていて、時間になると、信越線、上越線、両毛線、吾妻線から、211系が大挙として集まって来る。ほぼ毎時運転されている線区なので、本当にあわただしく短編成の211系がやって来る。最近まで、これが115系や107系だったのであるが、こうも一気に211系になると、不思議な感じである。



果たして、敷島へ向かうために乗った水上行きは希少な115系の6両編成であった。


つい最近まで、味のある木造駅舎が、国道17号から見えていた敷島駅であるが、モーダンwな建物となっていた。駅舎前の赤いポストは変わらず置いてある。新潟方面は下道で向かうときに、車を寄せて投函できると、重宝したポストだが、健在。


ユートピア赤城にある、敷島温泉「ふれあいの家」は敷島駅から徒歩5分ほど。段丘崖を一段降りた所にある。複合施設内にあるが、プールなどがあるクアハウスと市民向け温泉がある。クアハウス500円。銭湯的な、ふれあいの家の温泉は300円(一般)である。
意外と駅から近い。渋川市は、大合併で、周辺の多くの市町村を合併しており、温泉豊富な土地柄、合併したそれぞれの市町村が、温泉施設を持っていたので、300円ほどで入れる安い温泉が各所にある。ちなみに、ここは元々、赤城村だったようである。


旅行に出かけても、撮影に出かけても雨、しかも強い雨が降る1年であったが。
最後の最後で素晴らしい晴天が迎えてくれた。

来年は良い年でありますように。
(シマッタ。自分の影が落ちてるよw)


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