2010年3月18日木曜日

ジオコレ



暫くぶりであるが、その間の成果。

ジオコレの建物2代。角店改造、新庄駅前の某食堂。酒屋改松井酒店。

 模型を再開するきっかけとなったのが鉄コレと並んでこのジオコレシリーズ。鉄道模型のストラクチャーが、非常に安価で、実感の良いものが手に入るようになった。昔、ストラクチャーと言えば小さな建物でも1000円以上するものがほとんどで、グリーンマックスのキットを買っても塗装代などを含めるとかえって高額だった。ところがコレはどうであろう。ベーシックなものはだいたい500円くらいから。子供のトミカを買うようなノリで購入できる。
 しかもキットとはいえ、塗装済み。何が良いって模型のストラクチャー特有の綺麗すぎる雰囲気はなく、褪せた塗装や剥がれかかったトタン、落ちそうな手すりなど、ウェザリング、いわゆる「ボロ化」がほどこされている。中国製で、金型がいい加減とか、建てつけが悪いとか、塗装がいい加減とかいう評価も多いが、今までと全く違った視点で商品化されているのは非常に良い。鉄これ同様、多くを求めない、値段なりなら、これで十分と小生は思っている。

 さて小加工を施してみたのであるが、ちょっといじるとだいぶオリジナリティ溢れた雰囲気に変わる。食堂の方は、照明付きの看板を実物の写真を元にレタッチし、サイズを合わせて作成。暖簾はグラフィックソフトで描いた。酒屋は酒の銘柄を新潟の酒に変更。実際の所この2銘柄をこのような看板にしている所はあまり見かけないが、雰囲気は出る。ホーロー看板の類も写真から引き出し、サイズを調整。貼付ける。これらは写真用のL版の光沢紙に印刷した。キレイなのはもちろん、用紙のサイズが小さいからA4版とくらべて無駄が少ないし、そのままでも切抜いて自立する。食堂の看板は折曲げただけで出来ているが強度は大丈夫なようである。自販機はネットで見つけたキットをダウンロードして組立。そのまま組み立てたので、写真用紙のため、折目の白いスジが出てしまっているが、これは塗らないと駄目かもしれない。

さて、肝心の本体の方であるが、高価なポイントの購入資金等が不足しているため、手付かずの状態。それでもいくつか揃ったストラクチャーを並べて、全体の雰囲気、構成などがだいたい決まった。来月には、レールが全部揃い、ベースへの固定作業に入る予定である。月額で「万単位の金はかけない」のポリシーの元やってるので、あくまでもスローペース。




こちらは駅舎、高速バスや佐渡へのフェリーの看板を掲出。いつの間にか鉄道会社は越後交通に、駅名も寺泊海水浴駅になってしまっている。海水浴駅周辺はこんなんじゃなかっただろうし、そもそも旅客鉄道線は平成まで残っていなかったが、かつて存在した実物の雰囲気を残した架空の鉄道というセッティング。

あ、ちなみに時代セッティングは現代の車両やストラクチャーを使いたいという要望から、1990年代前半から中盤というセッティング。あの、新潟交通や蒲原鉄道の記事を書いた時代である。

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