2019年10月17日木曜日

THEブラック企業(5)辻褄の合わない話


 前回の投稿との間に台風19号がやってきて、長野県内に甚大な被害を及ぼしました。上田界隈でも浸水や土砂崩れが相次ぎ、自動車ごと千曲川に転落し亡くなったり行方不明になる方が出る事故があったり、上田電鉄の橋梁が落橋するなどの甚大な被害が出ました。被害に遇いました方々には心からお見舞い申し上げます。
 幸い、私個人としましては、避難勧告は出たものの、被害らしい被害はありませんでした。リスナーの皆様には心配していただいて、本当にありがとうございました。


本当は台風関連の記事から書いた方が良いのだろうが反響の大きいブラック企業の話の続報をしたいと思う。300枚、掘削調査権の項で話が終わってその後どうなったか気になるメインの産業廃棄物の不法投棄の話であるが。実は、あの記事は予約配信であって10月8日に上田振興局の環境課に行っていて、話を聞いたところ、

「焼却灰の撤去は終わっていると報告を受けている。」

とM監視員が言うのである。

「ではタイヤの時みたいにマニフェストのA票はFAXなどでリアルタイムに送られて来ているのですね?」

と聞くと。

「書類が揃うのを待っています。」

との回答であった。全く。役人とは困ったもので。言葉巧みに失言しないようにしている。恐らく間違った事を言っていないのだろう。しかし、その後、

「焼却灰の撤去が終わったのか?」

と仲間の現役社員から聞くと、

「敷地内で撤去工事をしたような様子を見た事はない。」

だとか、

「探したけど、それらしき穴は見つからない。」

と言った報告が来るようになった。

「おかしい。」

 そしてこの緑色のラックであるが、何だろうか。9月になってから大量に運び込まれている。恐らく彼らが「有価物」と称する物だろうが。何に見えるだろうか?すぐさまに再販できる物だろうか?



 行政は私には正確な焼却の穴が掘られていた場所は教えてくれない。しかし現役社員が言うには、この緑のラックの下は何があるのか怪しいと言うのである。疑惑の域を出ないが、当の疑惑の穴は立入調査が済んだ後でないと埋め戻せないと言う指導の筈である。だが、上にブリッジ状にして物を乗せておけば、埋め戻してはいないが。真相は闇である。しかし、これは恐ろしい事だが、県に正しい報告をしたのか?送ったマニフェストは正しい物だったのか?という疑念がよぎってしまう。

 実は9月の10日頃に続報の文書開示の請求を長野県にして、10月上旬には資料が届いたのだが、廃タイヤが指摘された時には分厚く何十枚もあった、契約書やマニフェストが一切無かったのである。それこそ、産廃の運搬、処分に関する契約書や、運搬する業者が通過する県知事の許可を得た業者であるかどうかの証明書、最終処分に関わるの書類などがある筈なのだが、それらの書類無しに「処分は終わった」とは不可解である。

10月16日に再び振興局を訪れ、M監視員に、

「虚偽報告ではないですよね?」

「マニフェストA票はまだですか?」

と聞いても、黙ったまま口を開かないと来た。これは一体何が起こっているのだろうか。この間に、あの台風19号の災害が起こり、実は環境課も忙しいのであるが、市町村単位で、災害ゴミの受け入れが始まっている。

「まさか!どさくさに紛れて災害ゴミとして出したのでは!」

と思う方も居ると思うが、災害ゴミとして出したのでは正しいマニフェストは発行されないから、それで終わってしまう心配はないと思われる。

 ところでマニフェストって何?って思う人もおられると思う。マニフェストとは産業廃棄物の管理票ともいい、A、B1、B2、C1、C2、D、E票の7枚綴りのシリアル番号が振られた紙となっており、アナログだが産業廃棄物の排出から墓場となる最終処分までの一連を追う事のできる書類である。排出者、運搬者、中間貯蔵者、最終処分者がそれぞれ記入し、最終的にE票が排出者に戻ってきて最終処分が確認される仕組みである。そして、それぞれ関わった者に控えがあるシステムで、偽造とか変な書き入れをして手を加えると嫌らしい複写で分かってしまう構造になっている。



 この画像のマニフェストは今回のもので、実は焼却灰以外に大量の廃タイヤが指摘されたのであるが、税務署の逃れ方ではないが、廃タイヤをちゃんと処分すれば焼却灰は見逃されると思ったのか、本数は不明だが100本以上、およそ5トンといった量が出たようだが、かなり協力的に搬出したようで、書類も沢山残っている。搬出も4、5回行われたようで、搬出の度、トラック1台につき1枚マニフェストが出るから、A票だけでかなりの枚数になっていた。A票は排出したその時にレシートのようにして渡され、最終的にE票が帰って来ないと最終処分まで終わった事にならない仕組みである。

 この廃タイヤの場合、最終処分地は熊谷市三ヶ尻となっているが、秩父鉄道の貨物輸送で有名な、あの太平洋セメントの熊谷工場である。セメント焼成の際の燃料として石炭と共に燃やされたようである。このようにマニフェストは最終的に、埋め立てられたのか、焼却されたのか、リサイクルされたのか、墓場の履歴まではっきり残る物であり、偽造は困難である。

 そして、適正に搬出したと言う事は「最低でもA票は絶対に存在するし、E票が戻ってないとおかしい」筈である。今回の命令で、マニフェストA票が発行されたらすぐにFAXなりで長野県へ送る事となっており、7月の廃タイヤの時は命令どうり、搬出の都度、逐一送信していたようであり、1ヶ月かかったが8月上旬には終了している。しかし、それが焼却灰の場合は、最初に話を聞いた1週間後に再び振興局を訪ねたのに、「まだA票が来ていない」と言うのはおかしい話である。

 行政はタヌキだから、例えば、偽のマニフェストが来たら、「書類が揃ってない」と言うだろうし、現況焼却灰の搬出が終わってなくとも、確認に行っていなければ「搬出したと報告を受けている」と答えるだろう。確かに嘘ではない。しかし、なぜ環境も、連動しているはずの警察も動かないのだろうか。

無能なのか、もっと大きいヤマを狙っているのかどちらかであろう。

 無論、彼らは「無能」と言われるのを嫌がる。真実書との相違点について重点的に調査を進めると開示資料には書いてあったから。あの焼却灰は突破口に過ぎないのではないのかと思うが。9月の最終期限が過ぎてから2週間。間に台風被害などもあって、睨み合いは長期化しそうである。

続報
2019年(令和元年)10月23日(水)
当方、上田地域振興局に訪問し面談にて会話。相手方M監視員。
当方の書類は届いたのかとの問いに無回答。依然膠着状態にて回答ができない様子。災害ゴミ処理に忙しい折なので人命優先で尽力いただきたいが、不問に付す事のないようにと要望した。









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